げっぷ
げっぷ

「会議中でもげっぷが出そうで気が抜けない」「食後じゃないのに何度もげっぷが出る」「家族に”さっきからげっぷばっかり”と指摘された」——こうした症状で悩んで検索されている方は、きっと「これって病院行った方がいいレベルなの?」という疑問をお持ちのはずです。
結論から言えば、「数週間以上続くげっぷ」「胸やけ・胃もたれ・胃痛を伴うげっぷ」「ある日を境に急に増えたげっぷ」は、消化器内科の受診をおすすめします。
げっぷは、食道や胃に溜まった空気を口から排出する生理現象です。誰でも起こるもので、それ自体は異常ではありません。
目安として、1日数回〜10回程度までは正常範囲とされています。食事中に空気を飲み込む、炭酸飲料を飲んだ、といった日常的な場面でげっぷが出るのは自然なことです。
ただし、次のようなげっぷは「生理現象」では説明できない可能性があります。
このうち一つでも当てはまる方は、単なる早食いや飲みすぎでは説明できない病気が背景にあるかもしれません。
答えはシンプルで、まずは消化器内科です。
げっぷの背景にある疾患の多くは、食道・胃・十二指腸に関連するもので、消化器内科が専門です。特に胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)による評価が必要なことが多いため、消化器内視鏡専門医が在籍するクリニックを選ぶのが効率的です。
一方で、次のようなケースでは消化器内科以外も検討すべきです。
まずは消化器内科で「体の病気がないか」を確認し、その上で他科の併診を考えるのが現実的です。
最も多い原因の一つ。胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流し、食道粘膜に炎症が起こる病気です。
加齢・肥満・姿勢・食生活の欧米化を背景に、日本でも患者数が増えています。胃カメラで食道粘膜を観察することで確定診断が可能です。
横隔膜には食道が通る「食道裂孔」という穴があり、ここから胃の上部が胸側にはみ出してしまう状態です。下部食道括約筋の働きが弱まり、胃酸の逆流が起こりやすくなるため、逆流性食道炎の原因にもなります。
胃カメラで炎症・潰瘍・がんなどが見つからないのに、胃もたれ・胃痛・早期満腹感・膨満感・げっぷが続く病気です。胃の運動機能や知覚の異常が原因と考えられています。
**「検査では異常ないけど、症状だけが続く」**というパターンの典型で、以前は「神経性胃炎」「自律神経失調症」と呼ばれていた状態の多くがこれに該当します。逆流性食道炎との合併も多く、両者の区別と適切な治療のためには胃カメラが欠かせません。
食事以外の場面でも、無意識に大量の空気を飲み込んでしまう状態です。
噛みしめ呑気症候群は比較的新しい概念で、奥歯を噛みしめると舌が上顎に付いて唾液とともに空気を飲み込みやすくなり、げっぷ・肩こり・頭痛などを起こします。対応には歯科でのマウスピース作成が有効な場合もあります。
ピロリ菌が胃に持続感染すると、慢性的な胃炎を引き起こし、げっぷ・胃もたれ・胃の不快感の原因になります。放置すると胃がんのリスクが上がるため、一度は検査しておきたい病原体です。
初期はほとんど症状が出ませんが、進行するとげっぷ・胃もたれ・食欲不振・体重減少などが現れます。特に50歳以上・ピロリ菌既往・ヘビースモーカー・多量飲酒といったリスク因子がある方で、最近げっぷが増えてきた場合は、「単なる胃もたれ」と放置せず検査を受けることを強くおすすめします。
次のいずれかに当てはまる方は、一度消化器内科の受診をおすすめします。
症状の持続
伴う症状
背景因子
一つでも当てはまれば、受診の目安と考えてください。特に吐血・黒色便・体重減少は、緊急性の高い「レッドフラグサイン」です。
受診すると、まず問診で以下を確認します。
その上で、多くの場合**胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)**が中心の検査になります。
機能性ディスペプシアは「他の病気がないこと」を確認して初めて診断される疾患のため、胃カメラは避けて通れません。
必要に応じて、血液検査(貧血、ピロリ菌抗体)、腹部エコー検査(胆嚢・膵臓の評価)なども併せて行います。
原因によって治療は変わりますが、主な選択肢は以下の通りです。
① 生活指導
② 薬物療法
③ 歯科・口腔領域への対応
噛みしめ呑気症候群が疑われる場合は、歯科でのマウスピース作成が有効なことがあります。
ハルカス内視鏡クリニックは、天王寺駅・大阪阿部野橋駅直結のあべのハルカス22階にあり、消化器内視鏡専門医が診療を行っています。
症状や体質に応じて、西洋薬と漢方薬を組み合わせた治療もご提案しています。「胃薬を飲んでも改善しない」「副作用が気になる」という方もお気軽にご相談ください。
げっぷは恥ずかしさもあって受診をためらいがちな症状ですが、見つけにくい食道がん・胃がんの早期発見の入り口になることもあります。
「続いているな」と感じたら、様子見ではなく一度ご相談ください。
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