2026年3月18日

「食後に胃が重い」「みぞおちが痛む」「少し食べただけで満腹になる」
そのような症状が続いているにもかかわらず、胃カメラ検査で異常が見つからなかったことはありませんか?それは「機能性ディスペプシア(FD)」かもしれません。
機能性ディスペプシアとは
内視鏡検査(胃カメラ)などで炎症や潰瘍、がんなどの器質的な異常が認められないにもかかわらず、胃の不快症状が慢性的に続く疾患です。日本人の約10人に1人が経験するとされる身近な病気ですが、放置するとQOL(生活の質)を大きく低下させます。
機能性ディスペプシアの主な症状
以下のような症状が4週間以上続く場合、FDが疑われます。
- 食後愁訴症候群(PDS):食後の胃もたれ・早期満腹感(すぐお腹がいっぱいになる)
- 心窩部痛症候群(EPS):みぞおちの痛み・灼熱感
- 吐き気・胃のムカムカ・食欲低下
逆流性食道炎・胃炎との違い
胃の不調は自覚症状だけでは鑑別が非常に難しいため、客観的な評価が必要です。
- 逆流性食道炎:胸焼けや酸っぱいものが込み上げる感覚が主体。
- 胃炎・胃潰瘍:空腹時の痛みや黒色便を伴うことがある。
- 胃がん:体重減少や貧血、持続する痛みに注意が必要。
- 機能性ディスペプシア:検査で異常がないのに、もたれや不快感が続く。
機能性ディスペプシアの原因
複数の要因が絡み合って発症します。
- 胃の運動機能低下:胃が適切に広がらず、食べ物が長くとどまる。
- 内臓知覚過敏:わずかな刺激でも痛みや不快感を強く感じる。
- ストレス・自律神経の乱れ:脳と胃は密接に関係しており、ストレスが直結します。
- ピロリ菌感染:除菌治療で症状が改善するケースもあります。
- 生活習慣:高脂肪食や喫煙、不規則な食事。
機能性ディスペプシアの検査 ― 胃カメラが重要です ―
診断において最も重要なのは、「胃がんや潰瘍などの病気が隠れていないかを除外すること」です。
ハルカス内視鏡クリニックの胃カメラの特徴
- 専門医による検査:経験豊富な消化器内科専門医が担当。
- 鎮静剤(静脈麻酔):ウトウトした状態で苦痛の少ない検査。
- 女性医師も在籍:水曜日は女性医師による診察が可能です。
- 当日結果説明:検査後すぐに画像を見ながら丁寧にご説明します。
機能性ディスペプシアの治療
薬物療法と生活習慣の改善を組み合わせて行います。
薬物療法
胃の動きを整える「アコチアミド」や胃酸を抑える薬、症状によっては漢方薬や抗不安薬を活用し、一人ひとりに合わせた処方を行います。
生活習慣の改善
- 腹八分目を心がけ、よく噛んで食べる。
- 脂肪分・刺激物・アルコールを控える。
- 十分な睡眠とストレスマネジメント。
このような症状がある方は、当院へご相談ください
- 胃もたれ・みぞおちの不快感が1か月以上続いている
- 市販薬を飲んでも改善しない
- 食事量が減っている、または体重が落ちている
- 検査で「異常なし」と言われたが症状が辛い
天王寺駅直結・あべのハルカス内の専門外来
「検査で異常なしと言われたから」と諦める必要はありません。適切な診断と治療で、食事を美味しく食べられる毎日を取り戻しましょう。
