2025年9月19日
「海鮮丼を食べた後、夜中に激しい胃痛で目が覚めた」
「寿司店で刺身を食べて2時間後、我慢できない腹痛が始まった」
このような緊急事態、実はアニサキス症の可能性があります。
当院には天王寺エリアで海鮮を楽しんだ後のアニサキス症患者様が、年間かなり多くの方がお仕事中であったり朝一に来院されています。
緊急受診が必要な症状
・生魚摂食後2〜8時間以内の激しい上腹部痛
・のたうち回るような痛み
・嘔吐を伴う胃痛
・痛みの場所が移動する
このような症状がある場合は、我慢せずに速やかに当院までお電話ください!
アニサキス症の緊急性について
アニサキス症は時間が経つほど症状が悪化し、腸管への移行(腸アニサキス症)のリスクが高まります。
胃アニサキス症の場合、内視鏡(胃カメラ)による虫体除去で症状は劇的に改善、なくなりますが、放置すると以下のリスクがあります。
→腸管穿孔による腹膜炎
→腸閉塞
→アナフィラキシーショック
→慢性的な腹痛の持続
ハルカス内視鏡クリニックの緊急対応体制
〇診療時間中の場合、お電話ですぐ対応
〇緊急内視鏡(胃カメラ)検査:症状確認後、可能な限り迅速に検査実施
〇即日虫体除去:胃内視鏡下でアニサキス虫体を直接除去
〇天王寺駅直結:痛みで歩けない場合もアクセス良好
〇専門医対応:消化器内視鏡専門医による確実な診断・治療
〇症状軽減まで:除去後30分以内に症状改善を確認
アニサキス症が疑われる場合の応急処置
・水分摂取は控えめに:嘔吐の可能性があるため
・市販の痛み止めは避ける:診断を困難にする可能性
・食事内容をメモ:いつ、どこで、何を食べたかを記録
・横にならない:座位または立位で痛みを軽減
・速やかに連絡:我慢せずにクリニックに電話
最後に、特に注意が必要な魚種(寄生率順)
サバ(寄生率70-90%):しめサバ、生サバ、サバ寿司は最高リスク
アジ(寄生率40-60%):関西で人気だが生食時は要注意
イワシ(寄生率30-50%):小さくても油断禁物
サンマ(寄生率20-40%):秋の味覚、刺身では危険
カツオ(寄生率10-30%):タタキでも内部に潜む可能性
イカ(寄生率5-20%):透明で見つけにくく危険
アニサキス症は、胃カメラでほんの5~10分で取ってしまえば痛みは終了です。
たとえ大事な予定があったとしても、ご自身の健康を第一優先にしてください。