2025年11月17日
「最近あまり食べられない」「食事を見るとすぐにお腹がいっぱいになる」など、食欲不振が続くと心配になられる方も多いのではないでしょうか。とくに、体調の変化やストレスが重なっていると、原因がはっきりしないまま不安が大きくなることがあります。
本記事では、天王寺にあるハルカス内視鏡クリニックが、食欲不振の背景に考えられる原因やセルフケア、さらに必要となる検査や当院での診療の流れをわかりやすくご紹介します。食欲不振でお悩みの患者様が、少しでも安心していただける内容を目指しています。
■ 食欲不振とは?症状の特徴と背景に考えられる原因
食欲不振とは「食べたいという気持ちが湧かない」「量が食べられない」など、食事への意欲が低下した状態を指します。短期間で回復する場合もありますが、数日〜数週間と続く場合には、身体のどこかで変化が起こっている可能性が考えられます。
原因にはさまざまなものがあります。
胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎など、胃腸の変化によるもの
ストレスや疲労による自律神経の乱れ
感染症による一時的な機能低下
肝臓・膵臓・胆のうの病気が関係することも
加齢による消化機能の低下
薬の副作用
特に消化器内科の視点では、胃の働きが落ちている状態や炎症が原因となり、結果として食欲不振が続いているケースが考えられます。食欲低下が長引く場合は、消化器の状態を確認することで安心につながることがあります。
■ 食欲不振を悪化させる生活習慣とセルフケア
生活習慣の乱れや食事のタイミングが、食欲不振に影響している可能性があります。たとえば、
不規則な生活
睡眠不足
ストレスの蓄積
脂っこい食事の多さ
アルコール・カフェイン摂取
などが挙げられます。
セルフケアとしては、以下のような方法が役立つことがあります。
消化に良い食事(おかゆ、うどん、温野菜など)を選ぶ
量より「回数」を意識し、少量の食事を分けて摂る
水分をこまめに補給する
睡眠をしっかり確保する
適度な運動で胃腸の働きを整える
しかし、これらを行っても食欲不振が改善しない場合には、胃や腸の状態を詳しく調べる必要があると考えられます。
■ 食欲不振が続くときに考えられる検査|胃カメラの役割
長く続く食欲不振の背景には、胃や食道に炎症がある可能性があります。そのため、原因を明確にするために**内視鏡検査(胃カメラ)**が選択されることがあります。胃カメラでは、胃の粘膜や食道、十二指腸の状態を直接確認でき、炎症・潰瘍・逆流の痕跡などを見つけられる場合があります。
ハルカス内視鏡クリニックでは、患者様の負担に配慮し、
鼻から挿入する経鼻内視鏡
眠った状態で受けられる鎮静内視鏡
など複数の方法をご用意しています。
検査の流れは次のとおりです。
問診
食欲不振の期間、症状のきっかけ、ストレス状況、既往歴などを丁寧に伺います。
検査内容の説明
検査のメリット・注意点をわかりやすく説明し、不安を解消できるよう努めます。
内視鏡検査
食道から胃、十二指腸までを観察し、炎症や粘膜の変化がないか確認します。
結果説明
その場で画像を一緒にご覧いただき、状態や今後必要な治療・生活改善についてご案内します。
このように、検査を受けることで、食欲不振の原因が明らかになる可能性があります。
■ 食欲不振の治療方法と当院のサポート方針
食欲不振の治療は、原因に応じてさまざまです。
・炎症がある場合は、胃酸を抑える薬や粘膜を守る薬を使用することがあります
・胃の運動が低下している場合は、胃の働きを助ける薬が用いられることがあります
・ストレスが強い場合には、生活習慣の調整が役立つことがあります
当院では、薬だけに依存するのではなく、生活背景や日々の食事についても丁寧にお伺いし、患者様のペースに合わせた治療をご提案するよう心がけています。「なぜ食欲不振が続くのか」を明確にし、安心して治療に進めるようサポートいたします。
まとめ
食欲不振は一時的なものとして放置されがちですが、背景に胃や腸の変化がある可能性も考えられます。症状が続く場合は、早めに検査を行うことで原因が把握でき、安心につながることがあります。天王寺で食欲不振にお困りの方は、お気軽にご相談ください。
【予約・ご相談はこちら】
当院では、経験豊富な医師が丁寧に診察・内視鏡検査を行っております。
「胃痛」が続く、原因をはっきりさせたいという方は、どうぞお気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせはお電話またはWeb予約フォームより承っております。
