2025年11月29日
健康診断の結果で「便潜血陽性」と書かれているのを見ると、驚いたり不安になったりする方が多くいらっしゃいます。普段とくに症状がなくても陽性になることがあるため、「本当に大丈夫なのか」「すぐに検査しないといけないのか」と心配されるのは自然なことです。
便潜血陽性は、消化管のどこかからごく少量の出血があった可能性を示すサインです。ただし、この段階では病気があると確定したわけではなく、痔などの良性の原因が考えられる場合もあります。大切なのは、必要に応じて大腸カメラなどの精密検査を受け、実際の状態を確かめることです。
この記事では、便潜血陽性が示す意味や考えられる原因、そして天王寺のハルカス内視鏡クリニックで行っている精密検査の流れについて、わかりやすく解説します。
■便潜血陽性とは?何が考えられるのか
便潜血検査は、便の中に目では見えないほど微量の血液が含まれているかを調べる検査です。健康診断や大腸がん検診で広く実施されており、便潜血陽性は“便の中に血液が混じった可能性がある”ということを示します。
ただし、ここで重要なのは「陽性=病気が見つかった」という意味ではない点です。
便潜血陽性となる原因としては以下のようなものが考えられます。
・痔など肛門周囲の出血
・大腸ポリープ
・大腸炎(感染性腸炎など)
・大腸憩室からの出血
大腸がんの可能性もあります
このように、重い疾患が隠れている可能性もあれば、生活の中のちょっとした要因で便潜血陽性となる場合もあります。
また、1日目は陰性でも2日目だけ陽性になる方もおられ、出血量やタイミングによって結果が左右されることもあると考えられています。
いずれにしても、陽性となった場合には大腸カメラ検査で原因を確認することが推奨されやすいため、早めの受診が安心につながります。
便潜血陽性で大腸カメラが必要と言われる理由
便潜血陽性が出た場合、なぜ大腸カメラ(大腸内視鏡検査)が必要とされるのでしょうか?
その理由として、大腸カメラは大腸全体の粘膜を直接観察できるため、出血の原因をより正確に確認できる検査だからです。
大腸カメラでわかることには次のようなものがあります。
・炎症やただれがないか
・ポリープの有無や形状
・早期大腸がんの可能性
・憩室の有無や出血の痕跡
便潜血陽性は「大腸内に変化がある可能性がある」ことを示すサインであり、見逃しを避けるためにも精密検査が推奨されます。
さらに、大腸カメラは検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除できることもあり、予防につながる点も特徴です。このような点から、多くの専門医は便潜血陽性の場合には大腸カメラを受けることをおすすめしています。
■当院で行う大腸カメラ検査の流れ
天王寺のハルカス内視鏡クリニックでは、便潜血陽性で来院された患者様へ丁寧なカウンセリングと負担の少ない大腸カメラ検査を行っています。
① 事前の問診・相談
便潜血検査の結果票や健診レポートを確認し、症状の有無、既往歴、お薬の情報などを詳しく伺います。痔がある場合など、陽性になりやすい要因についても併せて確認します。
② 検査準備の説明
大腸カメラでは腸の中をきれいにする必要があるため、前日の食事内容や下剤の飲み方について丁寧に説明します。初めての方でも安心して準備できるよう、資料をお渡ししながらサポートします。
③ 検査当日
当日は腸の状態を確認しながら検査を進めます。鎮静剤を使用することで、眠っているような状態で検査を受けることも可能です(体質や状況により使用できない場合があります)。
検査時間は20〜30分程度で、必要に応じてポリープ切除を行うことがあります。
④ 結果説明
検査後は画像を見ていただきながら、わかりやすく説明します。ポリープや炎症があった場合には、治療方法や今後のフォローについても丁寧にご案内します。
⑤ アフターフォロー
鎮静剤を使用した場合は院内でしっかりとお休みいただき、安全を確認してからご帰宅いただきます。
検査後の注意点や次回検査のタイミングについても個別にお伝えします。
■便潜血陽性の方に見られやすい症状とコラム的注意点
便潜血陽性は、症状がない方でも起こり得ます。しかし、次のような症状がある場合は、より早めの受診が必要と考えられます。
・便が細くなった
・便秘と下痢を繰り返す
・腹痛や腹部の違和感
・血便がある
・体重減少が気になる
これらの症状は、腸に何らかの変化がある可能性を示すサインとして検討されることがあります。
また、ストレス・食事内容・痔などにより便潜血陽性になる場合もあり、実際の大腸カメラで異常が見つからないケースもあります。
しかし、検査を受けることで「問題がない」と確認でき、不安が解消される方も多くいらっしゃいます。
まとめ
便潜血陽性は「消化管のどこかで出血があった可能性がある」というサインであり、原因はさまざまです。痔のような良性のものから、大腸ポリープや大腸がんの可能性まで幅広く、精密検査による確認が安心へつながります。
天王寺のハルカス内視鏡クリニックでは、患者様の不安に寄り添いながら丁寧な検査・説明を心がけています。少しでも不安を感じたら、お早めにご相談ください。
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