2025年12月15日
「最近胃が重い」「健康診断でピロリ菌を指摘された」「胃がんが心配…」など、ピロリ菌に関して不安を抱える方は多くいらっしゃいます。とくに病名と関連して語られることもあるため、必要以上に心配してしまう方もおられると感じています。
ピロリ菌は胃の中に住みつく細菌の一種で、胃炎や胃潰瘍などの要因となる可能性があることが知られています。ただし、治療や検査を適切に行うことで、胃の状態を把握し、将来のリスクを減らせる可能性があります。
この記事では、天王寺にあるハルカス内視鏡クリニックが、ピロリ菌の基本、検査の流れ、除菌治療についてやさしく解説します。不安を少しでも減らしていただける内容になるよう心がけております。
ピロリ菌とは?胃に住みつく細菌と健康への影響
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に生息する細菌です。一般的に幼少期に感染すると考えられており、大人になってから見つかるケースが多くあります。感染していても全く症状が出ない場合もありますが、慢性的な胃炎や胃潰瘍の背景にピロリ菌が関わっていることがあります。
ピロリ菌が胃に長期間とどまることで、粘膜が炎症を繰り返し、胃の防御機能が低下する可能性があります。その結果、胃のむかつきや痛み、食欲不振といった症状につながることがあるとされています。また、慢性胃炎が続くことで胃の粘膜が徐々に萎縮する「萎縮性胃炎」へ変化することがあり、胃がんのリスク因子になるといわれています。
とはいえ、「ピロリ菌=すぐに病気になる」というわけではありません。実際には、感染していても無症状で生活されている方も多くいらっしゃいます。そのため、まずご自身の胃の状態を知ることが大切だと考えられます。
ピロリ菌の検査方法|当院で行っている検査の特徴
ピロリ菌の有無を調べる方法にはいくつかあり、状況に応じて医師が最適な方法をご提案します。
天王寺のハルカス内視鏡クリニックでは、以下の検査を中心に行っています。
①尿素呼気試験(呼気テスト)
呼気(吐いた息)を採取し、ピロリ菌が存在するかどうかを確認します。体への負担が少なく、精度の高い検査のひとつとされています。
②便中抗原検査
採取した便からピロリ菌の抗原を確認する検査です。こちらも負担が少なく、検査精度が高いことが知られています。
③血液検査(抗体検査)
血液中の抗体を測定し、過去または現在の感染があるかどうかを調べる方法です。ただし、除菌後も抗体が残る場合があるため、必要に応じて他の検査とあわせて判断します。
④胃カメラ(内視鏡)による粘膜観察・迅速ウレアーゼ試験
胃カメラで胃の状態を直接確認し、粘膜にピロリ菌が存在する可能性を判断します。必要に応じて組織を採取し、より詳しい検査を行うことがあります。
当院では、患者様の症状や生活背景、過去の検査歴などを総合的に判断し、どの検査が適しているかをご提案しています。ピロリ菌が見つかった場合も、患者様のお気持ちに寄り添いながら治療の流れをご説明いたします。
ピロリ菌陽性だった場合の除菌治療|知っておきたいポイント
ピロリ菌が陽性と判断された場合、胃の状態に応じて「除菌治療」が検討されます。除菌治療とは、数種類の薬を組み合わせて一定期間服用し、ピロリ菌を減らすことを目的としたものです。
除菌治療は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発予防に役立つとされており、施行後には胃の炎症が改善する可能性があります。また、萎縮性胃炎の進行を抑えることが期待されており、長期的なリスク低減につながる可能性があります。
ただし、すべての方に効果が保証されるわけではなく、薬が効きにくい菌が存在することもあります。「除菌がうまくいかない場合もある」点を理解したうえで、治療後には再検査を行い、ピロリ菌が除去できているかどうかを確認します。
治療中は、
・飲み忘れを防ぐ
・アルコールは一定期間控える
・薬の副作用が気になる場合は早めに相談する
などの点を意識していただくことが大切です。
ハルカス内視鏡クリニックでは、除菌治療が必要と考えられる患者様には、治療の目的・効果・注意点を丁寧にご説明し、安心して取り組んでいただけるようサポートしています。
天王寺の当院で行うピロリ菌検査・治療の流れ
ピロリ菌が気になる患者様には、以下の流れで診療を行っています。
①問診
現在のお悩み、過去の胃の病歴、健康診断の結果などを丁寧に伺います。
②診察・検査説明
症状や背景から、最適なピロリ菌検査の方法をご提案します。
③検査の実施
尿素呼気試験や便検査、血液検査、必要に応じて胃カメラなどを行います。
④結果説明
ピロリ菌が陽性の場合、胃の状態やリスクを踏まえて除菌治療を検討します。
⑤治療開始・フォローアップ
除菌治療を行う際は注意点を丁寧に説明し、治療後の再検査までしっかりフォローいたします。
天王寺周辺で、ピロリ菌が心配な方や胃の不調が続く方は、症状のあるなしに関わらず一度検査をご検討いただくことがあります。
まとめ
ピロリ菌は、胃の不調の背景に存在することがある細菌です。感染していても症状が出ない場合もありますが、胃炎・胃潰瘍・萎縮性胃炎などのリスク因子になる可能性があり、早めの検査が安心につながることがあります。
天王寺のハルカス内視鏡クリニックでは、患者様のお気持ちに寄り添い、丁寧に検査と説明を行っています。「健康診断で指摘された」「なんとなく胃が気になる」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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