2025年11月19日
「数日間出ていない」「お腹が張って苦しい」「出したいのに出せない」など、便秘は生活の質に大きな影響を与えることがあります。便秘が続くと、腹痛や食欲低下、集中力の低下などにつながることもあり、つらさを感じている方も少なくありません。
天王寺のハルカス内視鏡クリニックでは、便秘にお悩みの患者様が安心できるよう、原因を丁寧に探り、一人ひとりに合った治療をご提案することを大切にしています。本記事では、便秘の原因として考えられること、セルフケアのポイント、必要な検査や当院での診療の流れについて、わかりやすく解説いたします。
■ 便秘とは?症状の特徴と考えられる原因
便秘とは、「便が硬い」「排便の回数が少ない」「残便感がある」などの状態が続くことを指します。一般的には週に3回未満の排便が続く場合などが便秘とされることがありますが、明確な基準は個人差があります。「普段より出にくい」と感じる場合も便秘の一種と考えられます。
便秘の原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・水分不足
・食物繊維の不足
・運動不足
・ストレスや生活リズムの乱れ
・加齢による腸の動きの低下
・薬の副作用
・大腸の病気(ポリープ・炎症など)が背景にある可能性
とくに消化器内科では、大腸の動きが弱くなっている状態や、腸内の環境の変化が原因の可能性を考えることがあります。便秘が長引く場合、原因をはっきりさせることで安心につながることがあります。
■ 便秘を悪化させる生活習慣とセルフケア
便秘は生活習慣が大きく影響することがあります。たとえば、
・朝食を抜く
・水分量が少ない
・運動習慣がない
・ストレスが溜まりやすい
・トイレを我慢する習慣がある
などの行動が便秘を悪化させてしまう可能性があります。
セルフケアとしては、以下が効果的とされています。
・水分を意識的に摂る
・野菜・海藻・きのこなど食物繊維の多い食品を増やす
・適度な運動(ウォーキングなど)を取り入れる
・朝食後のトイレ習慣をつくる
・発酵食品を取り入れ、腸内環境を整える
ただし、セルフケアをしても便秘が改善しない場合は、腸に炎症があるなど、別の原因が隠れている可能性も考えられます。その際は、消化器専門医による診察が役立つことがあります。
■ 便秘が続くときに必要な検査とは?大腸カメラの役割
慢性的に便秘が続く場合、大腸の状態を確認する目的で**大腸内視鏡検査(大腸カメラ)**が行われることがあります。大腸内視鏡では、大腸全体を観察し、炎症、ポリープ、狭窄などがないかを確認することができます。
便秘の背景に大腸の変化があるかどうかを判断するうえで有効な検査とされることがあります。
ハルカス内視鏡クリニックでは、患者様の負担を軽減するため、
・鎮静を用いたリラックスした状態での検査
・苦痛の少ない挿入法
などに配慮して検査を行っています。
検査の流れは次のようになります。
1.問診
便秘の期間・食事内容・生活習慣・お薬の状況などを丁寧に伺います。
2.検査説明
大腸カメラの流れや準備(下剤の飲み方)についてわかりやすく説明します。
3.大腸内視鏡検査
大腸全体を観察し、炎症、ポリープ、狭窄などの有無を確認します。
4.結果説明
画像を一緒に確認しながら、今後必要な治療や生活改善についてお話しします。
便秘の原因が大腸にあるかどうかを見極めることで、その後の治療方針が立てやすくなります。
■ 便秘の治療方法と当院が大切にしていること
便秘の治療は、原因によって異なります。
・食物繊維や水分の調整
・便を柔らかくする薬
・腸の動きを助ける薬
・腸内環境を整える薬
などが使用されることがあります。
当院では、薬の処方だけでなく、患者様の生活環境・食習慣・ストレスの状況などを総合的に見ながら、負担のない改善方法をご提案するよう努めています。
「なぜ便秘が続くのか」を一緒に考え、安心して治療に進めるようサポートいたします。
まとめ
便秘はよくある症状ですが、原因が複数重なっている場合もあり、長く続くと生活に大きな負担がかかります。セルフケアで改善しない場合は、一度腸の状態を確認することで安心につながることがあります。天王寺で便秘にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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当院では、経験豊富な医師が丁寧に診察・内視鏡検査を行っております。
「便秘」が続く、原因をはっきりさせたいという方は、どうぞお気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせはお電話またはWeb予約フォームより承っております。
